アルパインオブアメリカ製カーセキュリティSEA−8081を使用した。これは日本では販売していない。
サイレンも付属しているが撮影し忘れた。


オプションのSEC−8343。これを付けることによって12チャンネル分の機器を制御できる。
他のセキュリティでも、トランクを開けたり、セキュリティに連動して窓を閉めたりはできるが
12チャンネルも制御できるのは多分これだけ。


SEA−8081本体。単三乾電池は大きさ比較用。


リモコン。
ごっこで使うのは液晶付きの方。右のは予備。
操作性が最悪。
EXT/SELECTスイッチ1個で4〜12チャンネルをコントロールする。
短押しでチャンネル選択、長押しでリレーをON(=ワイパー等を動かす)。
短押しのレスポンスが悪く、少し待たないと次のチャンネルに移らない、
チャンネルを逆方向に戻すこともできない。
せっかく液晶があるのにチャンネルは番号でしか表示されない。
リレーONした後に「OPENED WINDOW」等と表示される。意味ネー。
液晶が無いVIPER(有名なセキュリティ製品)等よりはマシだけど、、、
単三乾電池は大きさ比較用。


電波は見通し50メートルくらいしか届かない。


バレットスイッチはホテルのボーイに車を預ける時にセキュリティを解除するスイッチ。
LEDはセキュリティON中、点滅する。
付属のリレーは使わなかった。そもそも1個じゃ足りない。


本体から出るハーネス(電線)。
30本以上あるが必ずしも全部をつなぐわけではない。
いらないものの代表は「セキュリティを解除した時にルームランプをつける」ハーネス。
ごっこで使うなら、センサーもいらないのでさらに必要な本数は減る。
レーダーセンサーは近づくものをキャッチし、車に触らなくてもサイレンを鳴らせる。
狭い日本では実用的ではないと思うが、ごっこでなら「KITT、誰か近づいたら知らせろ」
という様に使える。


電動ミラーの配線例。
SEC−8343から(厳密には「間にかませたリレーから」)のハーネスを
車両のミラースイッチに割り込ませる。
ミラー開きで1チャンネル、1リレー、ミラー閉じで1チャンネル、1リレーが必要。


窓ガラスの場合。
スイッチの構造が複雑なので、窓だけ更に1個リレーをかませている。
そうしてもガラスを下げることしかできない。
純正スイッチを外してしまえば簡単になるが、日常の使い勝手が悪くなるので
リモコンで上げるのはあきらめた。ごっこでなら「マイケル、故障です」にすればいい(爆)
サンルーフも複雑だったが、そんなに開閉するものではないので、純正スイッチを外してしまった。


リレーの拡大。


トランク内に設置。
ハーネスが散乱しているが、めんどくさいのでそのまま(セキュリティとしては最低)。
電気に詳しくないのと根が小心者なので安全のために、SEC−8343からの出力に、
別買いしたリレーをかませた。(リレーはSEC-8343に内蔵されているので、本当は不要)
端子台も必須ではない。ハーネスが多いので、あった方が作業が楽。
レーダーセンサーは室内に設置してあるので、ここには写ってない。


リレーを拡大。1個千円前後。
電子工作用を使ったのは、「ここに電流を流せば、この接点がつながって、逆にこの接点は
切れるんだな」というのが見た目でわかるから。
本当は耐熱、耐振動性の面で車用を使ったほうが良いと思う。


トランクを開けるアクチェータ。別買い。5千円前後。
電磁石でワイヤーを引っ張って、ロックを外す。
本来、ローライダー系車でスムージング(ドアノブを外し、パテ埋めしてスッキリ見せる技)を
した時に、車外からドアやトランクを開けるためのパーツ。
ロックを外すだけなので、SVXはKNIGHT2000のようにガバッと開かないし、閉じることもできない。
トランクオープナーとして標準装備している車もある。特に日産シーマは電動で閉じることもできるらしい。



SEA−8081の入手方法
  マイナー商品だが、WEB検索すれば数軒は扱い店がヒットするはず。
  SEA−8081の相場13万円(2001年7月現在)
  ただし、セキュリティはその店で取りつけることが条件になっていることが多く、
  モノだけ売ってくれない可能性がある=取り付け費用もかかる。
  安くあげるには個人輸入。
  自分は代行業者に頼んでSEA−8081が7万、SEC−8343が3万だった(2000年5月当時)。


ごっこシステムについて
  まず、ディーラーで電気配線図を入手する。数千円。
  内装を剥がすのに車体整備書もあったほうがベター。数千円。
  エンジン整備書は不要。「KITT、裏口へまわれ」までやるなら必要かも(笑)
  トランザムは全てをまとめて1冊になっていて、4万円らしい(@_@)
  動いて見栄えがする箇所(ワイパーやサンルーフ等)を重点的にやる。
  ドアやボンネットをガバッと開ける事もやってできなくは無いが、モーター類が必要だし、
  日常の使い勝手を悪くしないようにするのも難しい。
  トランザムのTバールーフが開閉できたらすごく見栄えすると思うが、ルーフが重いのが難点。
  (と言いつつ、簡単な方法を考えてある)


セキュリティとしての取り付け
  本来の目的(盗難防止、イタズラ防止)で使うなら、専門ショップで取りつけるべき。
  車泥棒が解除や取り外しに苦労するように取りつけるものだから。
  セキュリティのハーネスを純正のハーネスにまぎれ込ませたり、本体をフェンダー内に隠したりするらしい。
  また、マイナスコントロール等のセキュリティ独特の考え方があるので、素人にはむずかしい。
  カーステレオを自分で付けられる程度の知識、技術では無理だと思う。
  自分は、セキュリティ選択やD.I.Y.取り付けを議論しているBBSを見つけて勉強した。